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語学学校で学べることと自分でしなきゃいけないこと [英語]

バンクーバーに来て、最初の3カ月の間語学学校に通いました。もともと海外で美容師をしたいという思いからこっちに来ることを決意して美容の技術を身につけましたが英語に関してはさっぱりで、来て語学学校に通えばなんとかなるんじゃないか、くらいの気持ちでこっちに来ましたが結果を先に言ってしまうと、

全く足りません!

もちろん英語は必要なので日本でコツコツ勉強するよりは早いスピードで身につけれるでしょうが、3か月語学学校に行くくらいで出来るようになるものじゃありません。少なくとも僕の場合は...
圧倒的に時間が足りないです、自分の努力不足もあると思いますが少なくとも周りにいた生徒さん達含めても3ヶ月の間で英語に慣れて言いたいことが言えるっていう人はいませんでした。
3ヶ月経てば学校の中でなら英語でコミュニケーションがとれるくらいにはなりますが、仕事でネイティブのお客さんには全く通用しません!これは僕が美容師で、お客さんがネイティブの人ばっかりのお店で働いていたからかもしれませんが、まず日常会話が成り立たない。話されてる内容が1割程度しか理解できないので返事をうまくすることもできません。何より困ったのが髪型についての話で、ここはこうした方がいいと思う、とかこれだと形が崩れやすいスタイルになるからこうした方がいいよ、みたいな日本語でならいくらでも言えることがまったくもって伝わらない(必死になって写真を使って説明してもダメでした)。
これでも学校では頑張って勉強して帰りには図書館に通ってひたすら勉強してたつもりだったんですが、何でこんなにも伝わらないのかわからずに、会話することにビビりながら最初の1ヶ月は過ぎました。職場の人にいっぱい聞いて、教えてもらって、それを使って何とか言いたいことを伝えて、でも伝わりきらずにお客さんの要望に応えられなかったり...を繰り返していく間に少しずつ会話することに慣れていき、3ヶ月くらい働いて、初めて英語でコミュニケーションがとれることを実感しました(と言っても半分も伝わってなかったと思いますが)。この時点でこっちに来てもう半年以上経ってます。
それからいろんな経験をして、気づけばもう何年も滞在してますが未だに英語の壁は高いと感じてしまいます。

語学学校は楽しいですし、英語に触れる機会が多いのでオススメですが、学校に行ったことで英語が話せるようになるわけではないのでこれから来られる方は注意してください。

こっちに来ていろんな日本人を見てきましたが、その中でも上達の早い人と遅い人がいました。不思議ですよね、同じ一年間のワーキングホリデービザでこっちに来て、1年後にある程度喋れるようになってる人とそうじゃない人に分かれるのって。
何が違うのかを考えてみたら、話せるようになった人とそうじゃない人にはいろいろ違いがありました。自分なりに思ったのは、

英語が母国語の人に話しかけた(話しかけられた)回数(挨拶だけじゃなくて会話を)
周りの友達
わからない言葉が聞こえた時にすぐ聞ける度胸

です。
周りに英語を話す人しかいなかった人は例外なく話せるようになってます、英語に触れる機会が多い=話せるようになる、の図式です。でもどうやってそうしたらいいのでしょう。一番いいのは外国人の友達を作ることですが、カナダの人(英語が母国語の人)にはどうしても躊躇してしまいがちですので、まずは学校の日本人以外の人とできるだけつるむことが大事だと思います。中国人、韓国人、フィリピン人、タイ人などのアジア圏の人でも全然構わないのでどんどん友達になりましょう。英語しかお互いに理解し合える言葉がないのであれば英語を使わざるをえないですし、伝えることや聞くことを通して、英語に対して抵抗がなくなっていきます。耳も英語を聞くことによって発達していくのでいいことづくしですね。ただ実際学校の外で聞く英語は何倍も早くて言葉同士がくっついて発音されているので最初から理解することは難しいかもしれませんが、これもさっきと同じで伝える努力と聞く努力に徹していれば確実に話せるようになれます。
わからないことを聞く、というのも大事です。適当に聞き流して相槌を打つこともかのうですがそこであえて躊躇せずに、今の言葉の意味は?もう一回発音して?と聞けるようになりましょう。日本人は間違ってはいけない、知らなくても知ってるような顔をしなければいけない、みたいな教育をうけて育ってる為か聞かなきゃいけないタイミングでも聞けないことが多いと思います。
わからないことを聞く、は恥ずかしいことでもなんでもないのでバンバン実践していってくださ!

カナダのご飯を考えてみる [カナダ]

カナダの、って大きなくくりで書いてますけど、バンクーバーのご飯事情について書かせて見たいと思います。
カナダに来て最初の一週間はホステルで過ごしてたので、よくピザやハンバーガーを食べていましたが、うまいこと2週目からルームシェアを始めることができたので、それからスーパーなども利用するようになりました。外食ばかりだとお金もかかるし、最初の3ヶ月は学校に通ってるので働くことができなかったので、お金が少しずつ減っていくのは何より怖かったですからね。

ファーストフードについて:
バンクーバーの人たちにとっての一番手軽なファーストフードはピザです!大阪のたこ焼き屋と同じくらいの感覚でそこら中にお店があります。たこ焼き屋と違うのは屋台でやってるお店がないことくらいでしょうか。釜を使ってじっくり作るイタリアンピザとは違い、カナダのピザは業務用の巨大なオーブンで作っているので、注文してから出来上がるまでが10分から15分くらいです。そして値段の安さもみんなに愛されている理由です。1スライスから買うことができてスライスあたり約2ドルで食べれます、この1スライスの大きさも日本のピザのLサイズと同等かもしくはさらに大きいくらいなので、けっこう一枚でお腹いっぱいになってしまいます。だいたいのお店でコンボのメニューがあり、ピザ2スライスと缶ジュース(こちらでは炭酸飲料や清涼飲料をポップというのが普通です)で5ドルくらいで販売しています。自分には十分すぎる量ですが、コンボで頼む人が多いのでこれが普通なんでしょう。
日本でピザといえばデリバリーですよね、値段もホールで3000円くらいが平均なのでちょっとしたパーティーや何人かで飲むときなんかにはいいですが普段から食べるものではない感覚です(普段から食べてる人がいたらすいません)。

ハンバーガーも大小さまざまなお店がありますが、やっぱり街中によくあるのはマクドナルドとA&Wです。A&Wは沖縄にはあるみたいですが大阪で育った僕には馴染みのないお店です。他にもバーガーキングやベラズバーガー、ファットバーガーなど大手のチェーン店がバンクーバーには多いと思います。気になる味についてなんですが、まぁどこもそんなに変わらないです。自分は個人的にファットバーガー(この名前もどうかと...)が好きでちょこちょこ行きますが、ボリュームがすごいです。思いっきり口を開けても噛み切れないくらいの幅で、お肉もとってもジューシーです。値段はちょっと他のバーガーに比べると高めで、$12くらいから$17くらいまでですが食べたことがない人には是非オススメしたいバーガー屋さんです。

あとは寿司屋です、回転ずしではなく普通のレストランでお寿司屋さんってのがすごい多いです、日本より多いかもしれないくらい寿司はカナダの人々の生活に根付いてます。値段も手軽で、油の多い料理に比べると健康的な食べ物なのでヘルシー志向の強いカナダの人には合ってるのかもしれないですね。海も近いことで常に新鮮な魚も手に入る状況ってのも一つの理由だと思います。ただ、日本人が経営してるお店は全体の10%にも満たない状態で、ほぼすべての寿司レストランの経営者は中国人と韓国人です。だからかもしれませんが安いです。巻き寿司(カリフォルニアロールとかアボカドロールとかダイナマイトロールとか)が主流で、握りもメニューには載っていますがロールに比べると注文は圧倒的に少ないと思います。
近所にある中国人オーナーの寿司レストランではロール3本に味噌汁もついて$8ドル位しかかからないのでたまに巻き寿司を食べたい時は利用させてもらってます。

日本を出た時はカナダの食べ物事情が不安でしたが、ファーストフードだけでも(この際寿司も含めて)結構なバラエティがあるので安心しました。日本の食には勝てないと思いますけどね。


バンクーバーの美容室について [生活]

前回学校のことを書かせてもらいましたので、今回はバンクーバーでの仕事事情について書いてみます。自分は3ヶ月語学学校に通い、うまいこと仕事を見つけることができたので4ヶ月目からフルタイムで働き始めました。もともと美容師をしたくてカナダに来たので、仕事はすぐ見つかりました。
カナダ人の経営する美容室に入って英語でなんでもできる美容師になるのが目標できましたが、あまりに自分の英語のレベルが低く(学校3ヶ月間頑張りましたが)会話さえも成り立たない状態だったので日系の美容室を探すことにして、何件か面接に行った中の一つで決まりました。バンクーバーに来るまでは日系の美容室で仕事の募集はあるのか心配でしたが、心配する必要は全くないくらいにいっぱいありました。日本からカナダの美容室で働き始めて、いろいろ日本とは違う部分が見えてきました。

ヘアカット、カラー等のサービス:
日本より値段が高いです、カラーの薬剤もヨーロッパ系のものが多く、慣れるまで大変でした。

パーマ液:
こっちではあんまり普及してないのか、薬の質が悪いです。そして種類もないのでコントロールが難しいです。

ハイライトやストリーク(ブリーチで細かい束を数十から百以上ホイルを使って染めていく技術):
日本ではそこまで人気はありませんが、こっちではおしゃれの定番みたいな雰囲気です。こっち来て始めて細いハイライトのリタッチ(伸びた部分だけ染めること、通常根元近く)を経験させていただきました。

お客様:
日本と全く違います!
日本では、お客様が雑誌やネットなどですでに知識を持っていて、したい髪型も決まってたりすることが多いので、カウンセリングでうまくそれを聞き出した上でこっちの提案をする感じですがこっちのお客様は基本的にまかせっきりです(中には希望のあるお客様もいます)。こっちからガンガン提案していかないと

”あなたはプロでしょ!!私に似合うスタイルは何なの?!”

と言われたり、本当にプロフェッショナルの美容師なのか疑問視されたりするので気をつけないと余計なトラブルに巻き込まれます。こういう感じに慣れてなかった自分はけっこう叩かれましたね、最初の3ヶ月間は本当に厳しかったです。英語も力も追いついてないので提案したいことの2割くらいしか伝えれなかったり、間違って伝わってて後でこんなんじゃないって怒られたり...でも人間慣れてくるもので、言いたい事が少しずつ言えるようになってくると今度は接客が楽しくて仕方がなくなってきました。何よりお客様の喜び方が大げさです(これが普通なんですが、当時はリアクションの大きさに疑問を抱いてました)。よく海外ドラマや映画でみるような感じで、この髪型はパーフェクトだ!、とかな、なんてアメージングなヘアスタイルなんだ!!みたいな表現が普通なんです。僕ら日本人からするとビックリです、日本でお客様にそんなオーバーリアクションで喜んでもらったことないですし、日本だと技術が高水準で保たれてることでお客様も慣れてしまっているので、これくらいできて当たり前、くらいの感覚なんだと思います。
そして、チップがこのお客様の喜びによって変わるんです!例えばカットで$40で、通常なら税金がついて$45くらいなんですがほぼ常識としてチップがつきますので大体$50くらいになります。もしお客様が大変満足された場合、僕の経験上ヘアカット$40に対して$25のチップがつくこともあります。通常のチップの割合は10%から15%くらいなので、50%以上のチップがついた時は驚いてお客様に聞き直した記憶があります。いくらなんでも出しすぎじゃない?と聞いたのですが、彼はとてもスタイルに気に入ってくれたみたいでこれくらいは出したいとのことで、$70くらい払って快くお帰りになられました。チップはサービスを受ける場所(レストランなどの飲食店、美容室、カフェなど)ではほぼ確実に必要なのでバカにはなりませんが、サービスに対する対価をチップという形で払うというのはお客様の満足度が顕著にわかるので、日本に導入される日が来るとは思いませんがこれはこれで理にかなった文化だと思います。

美容師としてカナダに来る機会があるなら是非体験するべきです!日本だと経験できないことがいっぱいありますし、やりがいを感じると思います。特にチップはお客様の心の中がみえるので面白いですよ。

カナダでの生活の基盤作り [生活]

前回は家について書かせていただいたので、今回は学校について自分のわかってる範囲でカナダの学校事情について説明していきたいと思います。
学校:
カナダの学校は大きく二つに分かれます(プライベート、パブリック)。日本と一緒ですね、私立と公立です。営利目的なのかそうじゃないのか、と国や州や市が運営しているのか会社が運営してるのか、の違いです。
しかし営利目的じゃないはずの公立でもインターナショナルの生徒さんたちには特別なレートが用意されていて、カナダ国民に比べると安くても1.5倍からUBCなどの公立大学のコースの中には4倍近く高いものまであります。カナダの学校は教育の質がよいことから、世界中から学生さんが集まってくるみたいです。特にアジア圏の発展途上国の学生さんに人気が高いような気がします。
語学学校は、日本からワーキングホリデーで来られた方はほぼ80%以上の人が行ってるんじゃないでしょうか。2、3ヶ月間から長い人だと半年以上通われる方もいらっしゃいました。日本人で、エージェントを通してカナダに来られる方はほとんど語学学校に入ります。なぜでしょうか?
日本人の勤勉な性格から?学校に入ったことで、なんとなく英語ができるような気になるから?みんなが行くから?
それもあると思います、自分は学校に入っただけでなんかできるようになった気でいましたから。
でも一番はエージェントで勧められるからだと思います。エージェントは生徒を紹介することで学校から仲介料をもらうんですが、この割合が学校によって違うんですが、けっこうどこも高いんです。25%以上は確実にあるみたいで、中には40%を超えるようなところもあります。エージェントの人はやっぱり仲介料の多いとこに紹介したいから、当たり前ですがそういう学校を優先的に勧めてきます。悪質なところでは、架空の学校を作り上げてお金を集めてたり、ビルの一室に学校とは言えないような(カリキュラムや設備がない)空間を学校と偽って営業していたりするので、日本にいる間に自力でいい学校を見つけるのは難しいですね。
自分は学校さえ決めてきてなかったのでいろいろ体験入学させてもらって、中から良さそうなところを選べましたが(ここも実際のところあんまり自分には合ってなかったですが)、自分で確認しないまま何十万ものお金を学校に払うのは正直怖いことだと思います。
エージェントの方から公立の語学学校を紹介してもらった人はいるんでしょうか...僕が会ってきた人の中にはいませんでした。
何故かはわかりますよね、仲介料の違いです。
自分がエージェントでも私立をお勧めすると思いますが、その際に公立の学校の情報も提供すると思います。海外に来る目的も予算も期間もみんな違いますので、仮に長期でこっちで働きたいって言ってる生徒さんに半年間のどうしようもない語学学校紹介するような、目先の利益だけのために人を騙す様な行為はあってはいけないんじゃないかと思います。
大学に付属している語学学校もありますし、国がインターナショナルの人たちの支援のためにやってる格安な学校(質はいいと思います)もありますので、気になる方は調べてみるといいと思います。質問があればメールしてきてくださいね、わかる範囲でなら教えます。

いろいろ怖いことも書きましたが、外の世界に出てみないとわからないこともいっぱいあるので勇気を持って出てみましょう!


カナダでの家探し [生活]

さて前回なんとかホステルにたどり着き、これからの必要なことをいろいろと調べてみました。

家(これが一番肝心です)、銀行、携帯、学校、後細かいもの(生活用品、両替、就職先など)....

やらなきゃいけないことはいっぱいあります、なのでまずは家探しです。

バンクーバーはルームシェアが盛んな街なので、ウェブサイト上でシェアメイトを探してるポストがよくあります。自分みたいにワーキングホリデーで一年だけの滞在だったり、半年滞在の学生さんみたいな人たちも多いので常にどっかのコンドミニアム(ちょっといいマンションみたいな)、アパートや一軒家のベースメント(一階部分や半地下部分)でシェアメイトを募集してます。

語学学校によってはホームステイ先を斡旋してくれたりシェアメイトを探してくれたりするサービスをしているところもあるので、家探しが面倒な人はそういうサービスを使うのも一つの手だと思います。

自分はとりあえずいろんなとこを見て決めたかったので、日本人向けのサイトで地域を絞ってその中で予算と住人の感じを見て決めました。日本人向けのサイトなので当然日本語で大丈夫です。

地域:1ゾーン圏内(ダウンタウンに近い)

家のタイプ:一軒家のベースメント(アパートやコンドミニアムより広い所が多い)

家賃:$500前後

住人:日本人(最初は特に)

で探してみた所時期も良かったのか7、8件すぐに見つかり、そのうち5件に内覧希望のメールを送った所4件から返信があり、ホステルに滞在してる一週間の間に決めることができました。今考えるとよくあんな所に一週間も滞在してたなと思いますが、思いの外安全でしたね。

4件の返信の内、一軒家は一つだけであとはコンドミニアムのルームシェアでした。とりあえず早く見に行きたかったのでメールでその旨を伝えたところ2件はバンクーバーについたその日に見に行けることになり、早速行ってきました。この2件はダウンタウンの中にあるコンドミニアムで、駅の近くに一件、街の中心部か10分ほど歩いた所にもう一件あったのですが、どっちも狭かったです。どうやらデン(Denは小さな物置部屋みたいなとこ)に住む人を募集してたみたいで、デンはベッドルームと違い窓もなく部屋の作りも物置みたいな感じだったので一旦保留にして汚いホステルに戻りました。

狭いのに高い($550位だったと思います)、てどうなんだろうと思いましたが後々バンクーバーの土地の値段や家の価格がわかるようになってくると妥当な気もしてきます。世界でもトップクラスに住みやすい街に認定されているだけあって、中国やヨーロッパなど世界中のお金持ちがバンクーバーの物件を買い占めてしまったようで、その結果現地の人には買えないような値段になってしまってるんです。多分当時見に行ったこの物件は安くても月2500ドルくらいの家賃で貸してるんだと思います。

もう一件のコンドミニアムはベッドルームだったのですが、ダウンタウンの端の端にあって駅まで歩いて20分以上かかるのでやめました。

最後の一件はダウンタウンまで5駅あり、街までは少し遠い家でしたが一番広く値段も$520で予算内で、何より家主さんがとてもいい人でした。英語ですが、ゆっくり話してくれたり必要であれば紙に書いて説明してくれたりで、こっちに来て初めていい人に会えたことに感動しました。どうやら日本人のものの考え方や部屋の使い方を高く評価してるらしく、日本人を積極的にいれてるみたいでした。話が終わって帰る頃にはもう契約する気でデポジットも払い、契約書にもサインしてきました。

これであのホステルから脱出できると思うだけでテンションが上がりっぱなしです。

何件かまわってみて思いましたが、どうしようかなぁ、狭いけど住めば快適なのかなぁ、とか考えるよりも次々見に行って人と話して(話せてたかはわかりませんが)いいと思うところを探すのは大事です。

時間的な都合でいろいろ見てまわることができない場合もあると思いますが、すぐ妥協して決めてしまうより最低2、3軒はまわって比較してみてください、比較対象があるのとないのでは全然違いますから。



契約して2日後には引越しを済ませ、その夜は住人たちと家主さんと上の階で軽く飲みながらみんなに挨拶して久しぶりにゆっくりベッドで眠れました。ホステルでは他の国の人たちと同じ部屋で生活するので何かトラブルに合うんじゃないかと警戒してた為によく寝れなかったし、ベッドに虫でもいるんじゃないかと思ってたのでちゃんとリラックスした状態で寝れなかったのでこの夜は本当によく寝れました。

住み始めた一軒屋のベースメントには5部屋あり、キッチン1箇所と2箇所あるトイレ、バスは共用でした。日本で一人暮らししてましたが、家族でもない人間と一緒に住むのは新鮮で楽しかったです。日本人3人と韓国人1人との共同生活でしたが、みんな他の住人に対してマナーがきちんとあり、整理整頓ができるいい子たちでした。ここではいい思い出がいっぱいできました。みんなでご飯作って食べたり、夜中ずっと話してたり、友達の友達と仲良くなったり。よくこっちに来てる日本人の人たちで、英語環境で住みたいから日本人とは住みたくない、みたいなことを言ってる人を見かけますが、実際は住む環境よりも自分の生活の仕方だと思います。英語を伸ばしたいなら語学学校言って積極的に話しかければいいと思いますし、何よりカナダにいるんだからスーパーでもコンビニでも街ゆく人でも話してみればいいんじゃないかと思います。自分はカナダに5年以上いて、今までほとんど英語圏の人と住んだことはありませんが、勉強もしましたし、彼女も作りましたし、今はカナダの会社に勤めてます。環境を整えても、結局は自分次第ってことだと思います。

カナダのホステル [生活]

タクシーでぼられましたが、なんとかホステルに到着です。
写真の感じだと程よく使い古した感じのいい雰囲気の建物でしたが、うーん...
使い古した感じって言うよりもただ古くて汚いだけかもしれない感じです。写真で騙されるってのはこういうことか。
まぁでも中は住みやすいかも、と思いカウンターに向かいました。
カウンターのおじさん(ヨレヨレの服と手入れされてない感じのボーボーのヒゲ):.....
僕:ア、ア、アイハブアリザベーション!(もしかしたらもっとどもってたかもしれません)
カウンターのおじさん(ヨレヨレ):.....
僕:(おかしいな、この人もしかして英語わかんないのかな...)リザベーション!
ヨレヨレ:....!!Reservation? When?
僕:(なんか言ってる!多分伝わってる!)イエス!リザベーションリザベーション!
ヨレヨレ:When did you get a reservation?? today? tomorrow??
僕:リザベーション!リザベーション!(何を言ってるんだろうこのヨレヨレは)
ヨレヨレ:(手元の予約帳を見てる)...Today?
僕:(トゥデイ?Todayか聞いてるんかな?)イエス、トゥデイ!リザベーション!
ヨレヨレ:サラサラッ(面倒くさそうな顔でメモに書いて見せてくれた)$37
僕:(すげー、伝わった)イエス!
みたいな流れで何とか支払いまでたどり着き、部屋まで案内してくれました。
が!

何これ!きたなっ!

って思わず口から出てしまいましたが、おじさんは何も言わずに去って行ってしまいました。部屋にはベッドが3つと木製の棚(鍵をさす為の穴が空いてる)があるだけで、フローリングの床は色変わっちゃってるし、シーツも汚そうやし柄もなんか怖いしで、いやいやいやいやいや、これはさすがにないと思いました。
でももうお金払っちゃったし、1円も無駄にはできないと思ってたので諦めて荷物をベッドに乗せて腰掛けました。心の中からは、これないわー、しか出てきません。
これからカナダなり、どこか海外に出ようと思ってる人たちは、
大手のホテル(時期にもよりますが、ホステルと変わらない値段のとこもあります)、もしくはホステル協会みたいなとこに加盟してるホステルをお勧めします。他の国の人の中にはこれが普通だと思う人もいるかもしれませんが、日本みたいになんでも綺麗に手入れされてる環境からいきなり来るとすごいショックを受けます。
来る前に日本でホームステイ先やルームシェアしてるとこをあらかじめ決めてくるのが一番です、日本人向けのサイトもありますからね。
自分の場合は来てから色々現地で準備すればいいと思ってきましたけど、これは全くオススメしません、いい経験にはなりますが...
ホステルで唯一良かった点はWifiがあることでした。これはネットで調べてましたからね。
とりあえずお腹も空いたし、何より早く家を見つけて出たかったのでネットで周辺を調べて、家探しもしつつ電車の使い方を調べたりとか、お金の種類を確認したりとかしてたらいつの間にか一時間以上も経ってました。
カナダの電車はSky Trainと言ってTranslink社が経営しています。路線も日本に比べると少なく3本しかありません(ミレニアムライン、エキスポライン、カナダライン)。駅の数も全て合わせて47つしかないのですが、バンクーバーは小さい街なので3本もあれば十分です。
乗り方なんですが、日本と違ってゲートがありません。チケットを買って乗るんですが買わなくても乗れてしまいます。どうやって管理するのか不思議でしたが、後々痛い目にあって理解しました。
最近新たにコンパスカードというカードが出来て、ゲートもできたので、昔のようにチケットなしで乗ることは難しくなりましたが、ほんの半年前くらいまではそんなシステムもありませんでした。
料金はゾーン別に3つに分かれていて、ダウンタウンとその周辺のエリアが1ゾーン、バンクーバーと周辺の町との境目までが2ゾーン、でその先が3ゾーンになってます。その他にシーバス(フェリーみたいな船)でバンクーバーの北側にあるノースバンクーバーまで行くのも2ゾーンです。
チケットを買うと、そのチケットに購入した時間が印字されていて、その時間から一時間半以内なら移動は自由にできます(購入したゾーン内でのみ)。他にも一日券や回数券、一月の定期券などがあります。(コンパスカードが出来てからはカードに直接お金をチャージするようになったので、いちいちスーパーやドラッグストアに行って買う必要がなくなりました。)
日本ほどラッシュ時でも混まないので、通勤通学はだいぶ楽です。

カナダには、コインが6種類、紙幣が5種類あります。日本に近いですね、特にコインの種類はよく似てます。
1セント(今はなくなりましたが)、5セント、10セント、25セント、1ドル、2ドルがあります。紙幣は、
5ドル札、10ドル札、20ドル札、50ドル札、そして100ドル札があります。
最初は紙製だった紙幣も今はもうプラスチック製になってます、5年もあればいろんなことが変わりますね。

カナダでの暮らし [カナダ]

前回は学校探し、銀行口座、携帯電話や住むところの探し方を説明してたので、今回は自分がどうだったかを書いていきます。
前述してる通りエージェントを通さずに来ちゃったので、いろんなとこで無駄にお金や体力をつかった気がします。インターネットがある時代で本当に良かったです。
バンクーバー国際空港にたどり着いて(カスタムと入国審査でワタワタしまくった後)、無事に着けたことに感謝しながら一服。無事に入れるまですごい緊張しました。何言われてるのか全くわからないし、まず聞かれてる内容がわからないから答えようもない状況だったので多分こっちが疲れる以上に向こうが疲れてましたね、もう早く行ってくれ、みたいな感じで出してもらえました。
まずは仮の宿探しをしようと思いネットで何件か見つけて、駅からも近い場所で良さそうなホステルがあったのでとりあえずそこにオンラインで予約を済ませました。ネットってのは難しいですね、情報量は多いけど信頼できる情報かどうかはわからないもんです。でも予約も済んだ当時の僕はもうウキウキしてました、だって一番心配だった宿が取れたんですから。あとは観光でも買い物でもなんでもできる状態です。
ウキウキしながらどうやってそこまで行けばいいのか調べてみると、確かにダウンタウンの駅から近いですが、空港ーダウンタウンの電車の路線とは別の路線でした。乗り換えもしなきゃいけないみたいで、初心者な自分にはハードルを感じたのでタクシーで行くことにしました。
タクシー乗り場にはいろんな人種の運転手がいて、ヒゲのすごい人やターバン巻いてる人が仕事してるのを見て感動してました。日本じゃ絶対にいないですからね。
で、たまたま目があった人がタクシーの中から乗るか?みたいなジェスチャーしてきたのでお願いすることにして、荷物をトランクに入れてもらい乗りました。
運転手のおじさん:ペラペラペラペラ.....
僕: えっと....
やっぱり何言ってるのか全然わかりません、でも今回は入国審査と違います、何より何を聞かれてるのがわかってます!住所です!しかもさっきノートに住所をメモってます!
僕: シャッ(メモを差し出す音)
運転手のおじさん: .....シュア(みたいな音を出してたと思います)
やっぱ準備は大事だと思いました、これで変なところに向かわれずに済んだんですから。
30分くらい走って止まったところで、おじさんがジェスチャーで、ここや!って感じで振り返ってきました。一瞬ビクッとしましたが、着いたとわかって嬉しかったです。
当時はなんとも思わなかったんですが、多分50ドルくらい払いました。今考えるとありえませんね、30ドルもあれば来れる距離です。知らないってのは幸せなこともありますが、それを逆手にとって騙そうとしてくる人間は一定数いるので皆さん気をつけてください。
そういえば、つい最近帰った時に気がついたんですが、今は空港のタクシー乗り場にエリア別の料金の地図が置いてあるんです。なので場所を確認してから乗ればぼったくられるようなことはないのかもしれませんが、日本と一緒の感覚で気を抜いてると相手も騙そうとしてきますので、注意です。

さて、ホステルはどうだったと思いますか?予想してたよりも....でした。次回はホステルで仕事探しです。

27歳からの学生生活 in カナダ [生活]

27歳でカナダにワーキングホリデーで入り、気がつけばもう6年目になりそうです。
前回日本からカナダに来るまでのお話しをしたので、今回はカナダでの生活が始まってから今までのことを少しずつお話ししていきます。

カナダに入国して、まずしなきゃいけないことは宿ですね。エージェントなどを使っていれば全て準備のできた状態でカナダ入りできますが、自分は何にもなく来ちゃったんでまず宿です。
空港で、どうしたらいいかわからなくなったらとりあえず日本人を探しましょう、特に西海岸側ならすぐ見つかるはずです。英語が堪能ならともかく、訳わからんままタクシー乗ってぼったくられるのもいい勉強になりますが、オススメはしません。
バンクーバーはアジア人も多いし、旅行者も多いから助けてもらえる可能性も高いと思います。
自分も毎年帰りますが、日本からバンクーバーに戻ってくるとカスタムであたふたしてる人や、入国審査の場所で困ってる人をよく見ます。助けが必要な場合は、周りの日本人(らしく見える人)に遠慮なく声をかけるべきだと思います。どうにかして乗り切れる場合もあるでしょうが、無駄な努力せずに助けてもらって、自分でなんでもできるようになったら他の困ってる人を助けてあげるようにすればいいんじゃないかと思います。
最近はどこの空港にもFree Wifiがあるので困ることはそんなにないかもしれませんが、最低ダウンタウン(街の中心部)までの行き方、交通機関、後できればユースホステル(安くで泊まれる宿)の予約なんかもしておけば安心だと思います。
僕が最初に来た時はWifiがなかったので一通り空港においてあるパンフレットを見て、とりあえずタクシーに乗りましたが、訳も分からず20ドル分くらい多めに取られ、ユースホステルに行ってみたらホームレスばっかりでなかなか安心して寝れず、まぁ最悪のスタートだったと思います。

宿も取れて、ダウンタウンまで来れたら、家探しですね。カナダは学生さん、ワーキングホリデー、短期滞在の人などいろんな人が常に出たり入ったりしてる国なので、賃貸の物件は見つけやすいです。そして何よりルームシェアが盛んな街なので、craigslistや日本語のサイトなんかでもバンバン見つけれます。ユースホステルは安いとはいえルームシェアに比べると高いので、できれば1週間くらいで見つけて移動できればいいですね。
自分が最初に気をつけてたのは、家賃(予算次第です)、場所(ダウンタウンは便利ですが離れれば値段が下がったり、よりいい物件があったりします)、部屋の感じ(見に行けるなら、絶対見に行ってください、思ってたより狭いとか汚いとかよくあります。)、と住んでる人です。
最後の住んでる人(これからシェアする人)ってのが自分の中では一番大事じゃないかと思います。日本人以外の場合は、ある程度覚悟しておくといいでしょう。住みだしてみないとわからないこともありますが、ある程度は会って話すことでわかります。ここはハズさないようにしましょう。

家探しと並行して、銀行口座の開設、SINの発行、学校探し、携帯電話の契約もしておくといいでしょう。カナダのTDという銀行は、ありがたいことに日本人のサービスデスクがあります。日常英語もわからん状態で銀行に挑戦するのは銀行員さんがかわいそうなのでやめましょう、最初は無難に日本人でいいと思います。
携帯電話も簡単です、日本人の担当者がいる代理店があるので、こっちでの電話の購入も契約も全て日本語で説明してもらえます。これなら英語全くいりませんね。
SIN(Social Insurance Number)は最近日本でもできたマイナンバーに近いです、これがないと働けません。Service Canadaに行くと発行してもらえます。ワーキングホリデーのビザがあるなら、仕事探しの前に行きましょう。就業する際にその番号がないと法律上就業できません。他にもタックスリターン(日本でいう確定申告)の時に必要になります。
学校探しは大変ですね、バンクーバーには大小合わせると200校以上の語学学校がありまして、日々新しくできたりつぶれたりしてます。悪い(学校の質が低かったり、政府に申請してなかったり)学校も一定数あるわけで、なかなかパッと見でわからないこともあるので注意が必要です。最近は日本語のウェブサイトでいろんな学校の紹介をしているところありますので、予算や学校の様子(写真)、カリキュラムなどチェックして、気になる学校があったらとりあえず体験入学しましょう。ほぼどこの学校でも毎週入学を受け付けてますので、何件か体験しに行ってみてから決めましょう。家探しでもそうですけど、とりあえずガンガン当たってみてその中でいい家や学校を見つけるのが大事です。友達の意見も大事ですが、自分に合ったとこを見つけた方が後々カナダで生活していく中で役立ちます。待ってるだけじゃ本当にいいものは手に入りませんよ。

カナダに来て6年目になりました [カナダ]

気がついたらカナダに来て、5年が経過してました。
これを記念に今までどうやって過ごしてきたのかダラダラと書いていきたいと思います。
まず簡単に自分のことを少々お話ししますね。自分は大阪の堺で美容師として26歳まで働いてました。

20歳、まだ美容学校に行ってた頃短期のバックパッカーとしてオーストラリアに2週間ほど滞在してました。当時はただ何となく一人で海外に行ってみたいってのが理由で決めたんですが、滞在中に海外で働いてる日本人の美容師さんの働いてる姿を見て、自分も将来は海外で美容師を!!みたいなことをその時考えてました。

それから6年の間に国家試験を終え学校も卒業して働いて、一通りスタイリストとしてやっていける状況にはなっていましたが、それから1年くらい悩みました。
26歳にもなって今から海外?
一からやり直すのか?
旅行でもいいんじゃないか?
みたいなことを周りから言われ、自分でもわかってる部分もあったり、お世話になった先輩方やオーナーさんにも申し訳ない気持ちもあったりして、中途半端な状態が続いてました。

でもある時から、やっぱり行きたい、今行かなかったら多分もう行くことはないかもしれない...
の気持ちが強くなってきて、2010年の年が明けて、お正月の番組でカナダの特集を見たときに行くことを決めました。軽いかもしれませんが、多分そのおかげで決意が固まったんかと思います。

そしてその年の夏、お世話になった職場の皆様にお礼を言ってお店を後にしました。

ここまでが一応カナダに来るまでの流れです。
この時点までに貯金は70万くらいで、3か月間現地の英語学校のお金とその間の家賃やら食費やらをまかなえる計算でしたが、今思うともう少し余裕があればよかったかも知れません。まずプライベート(私立)の英語学校が高い!3か月で36万円くらい(当時のレートです)でした。カナダの美容室で働く前に最初の3か月で思いっきり勉強しようと思ってたのですが、授業時間も短いし教える側の先生方もプロっぽくない(その辺の若者みたいな)感じで失敗でした。まぁでも学校のせいにしてても仕方ないから放課後図書館でしっかり基礎の勉強はしましたけど、働き始めてからもめちゃくちゃ苦労しました(今でもやっぱり英語は難しいですけどね)。

後でわかったことですが、語学学校によって教育の質が全然違ってて、いい学校と悪い学校の差がひどいということです。中には悪質なものもあり(パンフレットに載ってる料金と違う、カリキュラムがしっかり組まれてない、返金に対応してくれない等)泣き寝入りせざるをえない状況になった生徒さんも見てきました。
今ならいろいろ方法も知ってるし、こっちで信頼できる現地の友人もいるので大丈夫ですが来て一年目だと情報もないし周りにはワーキングホリデービザや学生ビザでカナダに来たばっかりの子達しかいないので、まさにいいカモにされるみたいです。

次はカナダでの生活について書こうと思います。
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